Requires a javascript capable browser.

ガイソー安城店

ブログ

安城市明治時代のお家と遭遇!

2021.02.24
こんにちは!ガイソー安城店日野です。
本日は安城市で貴重なお家に出会い日本の屋根の歴史を調べて見ました。

古来の屋根の多くは『草葺き』でした。木材を組み合わせて家の骨組みを作り、その上から土や葦、ススキなどの植物で屋根を作っていました。
これが芽葺き屋根のはじまり、日本の住宅の原点とも言えるのではないでしょうか。
現在では、瓦屋根というと日本の伝統的な屋根と思われがちですが、一般的な民家に使用されるようになったのは江戸時代頃から。
飛鳥時代に中国より瓦が伝来して以来、寺院建築や宮殿、城郭などに使われてきました。
当時の瓦は『本葺き』。
重くて重厚感があり民家では耐震面で使えないし贅沢品でありました。
普及しはじめたのは江戸時代の大火の後、が奨励され助成金が出されたり、画期的な軽量『桟瓦』が開発されてからのことです。
芽葺きなどの食物素材の屋根では火を防ぐ役目はありません。
桟瓦は本瓦葺きよりも軽量で安く手に入り、防火の役目も果たすために広がっていったのです。
その後、江戸時代前後には屋根の軽量化を図るために銅板や鉛などの金属で作られた金属瓦も用いられ始めました。
本瓦同様、高価であったため、城や神社仏閣等で使われることが主でした。
現在は、銅板で本瓦葺きを再現した製品もありますが当時のほとんどは銅板を板状に葺いたものが主でした。
本格的に民家で『金属屋根』が増えたのは明治維新以降、鉄道の普及とともにでした。
蒸気機関車が走る沿線に建つ家屋の火災防止の目的で不燃性の材料で屋根を葺くことが規定されました。
その後、関東大震災などで瓦屋根の弱さが認識され、屋根をトタン板で葺くことが広がっていきました。
『トタン屋根は錆びやすく、ペンキ塗りが必要』というイメージがありますが、現在はカラー鋼板やガルバリウム鋼板といった耐久性のある素材が主流となっています。
昭和時代に入ると『スレート』が広く使われるようになりました。
主には『人工スレート』を差します。
日本では明治時代に海外から輸入されました。在宅用から工場、倉庫など名場広く使用されています。
スレートというアスベストをセメントで固めたものが原型で、健康被害が問題となっています。
現在は日本において、アスベストを含む製品の製造、輸入、新規の使用はされていません。アスベスト含有建材は労働安全衛生法施行令により、2006年9月から、製造、使用等が全面的に禁止されています。
それぞれに良いところがあり、建物に合ったデザイン性、耐久性などで選ぶことが大切ですね。
住まいの外装リフォーム GAISO(ガイソー) トップ
ブログ
> 安城市明治時代のお家と遭遇!
無料30秒!私の家の外壁塗装はいくら?
見積りを依頼する