外壁塗装の塗り替え時期の判断方法｜ガイソー安城店

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外壁塗装の塗り替え時期の判断方法

2025.02.20

皆様こんにちは。ガイソー安城店の日野でございます。

今回は、外壁塗装の塗り替え時期の判断方法について
お話をさせて頂きます。
宜しくお願い致します。

外壁塗装は住宅にとって欠かせないメンテナンスですが、
適切なタイミングで実施することで
十分な効果が得られます。

とはいえ、
「外壁塗装は10年に一度を目安に行うべき」
「外壁塗装に不向きな季節がある」
などと聞いて、
外壁塗装を行う時期に悩んでいる方も多いでしょう。

外壁塗装の時期を先延ばしにするリスクなども解説します。

住宅の外壁材として主流の窯業系サイディングやモルタルは、
外壁材自体に防水性がありません。

外壁材表面を外壁塗装で保護することで
雨風や紫外線から守ることができます。

しかし、外壁塗装にも経年劣化が生じるため、
定期的に再塗装を行うことが大切です。

外壁塗装の塗り替え時期は、
「塗料の耐用年数から判断する」または「劣化状態から判断する」のが一般的です。

劣化症状から判断する

外壁や屋根は、周辺の環境や外壁材の種類などで劣化速度が変わります。
そのため、外壁の劣化状態を見極められれば、
より正確に塗り替え時期を判断できます。

では、外壁塗装の塗り替えを検討すべき劣化症状について見ていきましょう。

☆外壁の色あせ
外壁の色あせは、塗膜が紫外線や雨風に長期間さらされることで発生します。
外壁の色あせは塗膜が劣化し始めているサインです。
美観を損ねるだけでなく、
放置すると塗料の防水性能が低下し、
外壁材の劣化が進む可能性があります。
ただ、軽度な色あせであれば、
一般的に塗膜の防水性が完全に失われるわけではないため、
緊急度は低いといえます。

☆チョーキング
チョーキングは、外壁に手を触れたときに白い粉が付着する現象です。
塗膜が劣化し、色を付ける役割の顔料が粉化して
表面化している状態を指します。
外壁塗装の塗膜が劣化しているサインの一つであるため、
早期に再塗装を検討しましょう。

☆塗膜の剥がれ、膨れ
外壁塗装の塗膜が劣化し、
耐久性を失って崩落することを「剥がれ」、
塗膜の内部に雨水が入り込み、
水分が内側から塗膜を押し出すことを「膨れ」といいます。
剥がれや膨れを放っておくと、
美観を損ねるのはもちろん、
雨水が入り込んでさらに状態を悪化させます。
早急に外壁塗装や補修を検討しましょう。

☆クラック（ひび割れ）
地震や台風などの自然災害や経年劣化により、
外壁がひび割れるクラックと呼ばれる症状が発生することがあります。
ただし、クラックは以下の2種類に大別でき、種類によって緊急度が異なります。

・ヘアークラック：幅0.3mm以下の細かなひび
・構造クラック：幅0.3mm以上の目視できるひび

ヘアークラックは比較的軽い劣化症状なので
緊急性はそれほど高くありません。
一方、構造クラックは建物の安定性や耐久性に影響したり、
ひび割れ部分から雨水が入り込んだりするリスクがあります。
早めにメンテナンスを行う必要があります。

☆コーキングのひび割れ
サイディングやALCパネルなどの外壁材を使用している場合、
外壁材同士や外壁材とサッシの隙間を埋めるためにコーキングが施工されています。
このコーキングも経年劣化によりひび割れを起こすことがあります。
コーキングにひびが入ると建物内部に雨水が侵入し、
雨漏りが発生したり、構造躯体を腐敗させたりする原因になります。
塗料の種類によりますが、
外壁塗装とコーキングの耐用年数はほとんど同じであることが多いです。
そのため、コーキングの劣化を見つけたら
外壁塗装の塗り替えも検討するとよいでしょう。

外壁塗装の時期を先延ばしにするリスク

☆美観を損ねる
外壁の色あせやひび割れなどの劣化を放置していると、
外壁の美観を損ねてしまいます。
外壁は住宅の印象を左右する重要なポイントの一つで、
自分や家族が快適に過ごす、
来客に心地よく過ごしてもらうといった意味でも美観を維持することは大切です。

また、外壁が劣化したままの状態は、
訪問営業を受けやすくなるという注意点もあります。
訪問営業を行う業者のなかには「今すぐ外壁塗装が必要です」などと言って、
強引に契約を迫るケースも少なくありません。

不要なトラブルを避けるためにも、
適切なタイミングで外壁塗装を行い、美観を維持しましょう。

☆大規模な修繕が必要になる可能性がある
外壁塗装を先延ばしにしていると、
大規模な修繕が必要になるリスクもあります。

たとえば、外壁から雨水が入って構造躯体を腐敗させたり、
雨漏りが発生したりして、修繕が必要になることがあります。
さらに、外壁塗装は補修ができる程度の劣化に対して可能な工事であるため、
劣化が深刻だと施工できません。

外壁塗装ではカバーできないほど劣化が進んだ場合、
カバー工法や外壁の張り替えなどの大規模修繕が必要となり、
高額な出費が発生します。

今回は、外壁塗装の塗り替え時期の判断方法について解説しました。
外壁塗装の塗り替え時期は、塗料の耐用年数のほか外壁の劣化状態で判断できます。

適切なタイミングで塗り替えることで、良い状態を維持しやすくなります。先延ばしにしないことが重要です。

ぜひ今回の記事を参考に、外壁塗装の塗り替え時期を判断して、工事を進めてみてください。